活動報告(2010年度)                          

 いわき環境研究室の活動をご紹介いたします。

 川の環境学習 in 川前小中学校 2010

2010.06.09
 川前中学校での川の環境学習は今年で4回目(4年目)となりました。生徒数の多い他の学校と違って、小中学校合わせて生徒数が十数名の川前小中学校では毎年全校を挙げての「せせらぎスクール」です。講座を開く当NPOでは、子供たちがマンネリ化しないように鹿又川での水生生物調査のほかに毎回違った内容を盛り込んでいます。
 今回は、川前地区ならではという題材として、「森のおいしいデザート」と題して、食べられる木の実を紙芝居方式で現地で紹介しました。かつては、山育ちなら親から子へと語り継がれた情報であり、食べることが当たり前でした。「あ、それ、じいちゃんから教わって食べたことがある」という低学年の少年もいましたが、初めて聞いたという児童が半分ほどもいて驚きました。当然かも知れませんが、初耳という若い先生方もいました。
 野外活動は小中学校の全児童で行いましたが、室内での講座は中学生のみでという学校側の希望で、今回は家庭排水(台所からの排水)が河川水質に及ぼす影響を実験を通して学習しました。米のとぎ汁・ラーメンのスープ・牛乳の3種類を加えた水のCODを測定して、魚が住める程度になるまでにそれらを何倍に薄めなければならないか、を体験しました。中学生達は、台所から出る水の影響力の大きさを実感した様子でした。

小学1年生から中学3年生まで全員で水生生物の採取・観察をしました。

周辺植物ビンゴゲームは2回目なので、見つけるのが早くなりました。

「おいしい森のデザート」の話に児童も先生も興味津々。

中学生は理科室で台所排水の影響実験を体験しました。

 第3回 夏休み理科自由研究親子応援講座

2010.07.04
 今年で3回目となったフラワーセンター主催事業「夏休み理科自由研究親子応援講座」を開催しました。
 この講座は、近年理科離れが進んでいると言われていることを背景に、夏休みを前にして小学生の自由研究を支援することを目的にしています。事例を設けて親子を対象に研究テーマの決め方やまとめ方などを解説します。
 今回は『はたらきものの木とわたしたちの生活』と題して、樹木の持つ二酸化炭素を吸収する働きをテーマにしました。地球温暖化と温室効果ガスの話(大平副理事長)をプロローグとして、植物と二酸化炭素についての解説(引地先生)、樹木の種類と幹回りの計測実習(古内先生)、樹木の葉の気孔の観察、樹木による大気の調査(引地先生)、研究テーマの見つけ方とまとめ方の解説(橋本理事長)を実施しました。
 当日は9組が参加し、リピーターの親子もありました。今回の参加者1組は、今年度のいわき地域環境科学会主催の第15回子供環境研究発表会で表彰されました。3年目にしてようやくその効果が実現したわけです。

植物と二酸化炭素について解説する当NPO理事の引地先生

野外で樹木について説明する当NPOの古内先生とメモをとりながら聴く受講者

室内で樹木の葉を観察する受講者

 泉公民館 『泉少年教室』

2010.07.10
 『泉少年教室』は、いわき市立泉公民館が泉地区の小学校高学年の児童を対象に、毎月いろいろなテーマを設けて開催する平成22年度の年間事業です。7月はいわき市環境企画課が環境に関する出前講座を開催する予定でしたが、予定日に別のイベントが組まれて対応できなくなり、そのピンチヒッターとして当NPOに協力の要請がありました。
 急なことでしたが公民館長と協議の結果、市販されているソーラークッカーのキットを使って自然エネルギーをテーマとした講座を行うことになりました。当NPOスタッフ4名の指導の下で5~6人ずつ4グループの小学生が一人ひとりソーラークッカーづくりに取り組み、実際にお餅を焼いて食べる体験をしました。
 梅雨真っ最中でしたが、奇跡的に晴天となり無事に太陽熱を集めることができました。

参加した子供たちは5~6人ずつのグループに分かれて、当NPOスタッフの指導のもとでソーラークッカー作りを体験

出来上がったソーラークッカーをベランダに出して餅焼きに挑戦

 川の環境学習 2010 in 貝泊中学校【夏編】

2010.07.15
 田人町貝泊地区は、いわき市内でトップクラスに少子高齢化・過疎化が進んでいる地域です。地域の振興をはかる地元の皆さんは小中学校の存続のためにも熱心に支援されています。この環境教育講座は、そうした地元の皆さんから依頼を受けて開催するもので、昨年に引き続き2回目の夏編の講座です。(冬編は12月7日参照)
 昨年は小学校の児童も含めて、学校の前を流れる小川で水生生物調査を行いましたが、今回は学校側の希望により中学生だけを対象として、学校から徒歩で5~6分ほどの場所にある戸草川をフィールドにして水生生物調査を実施しました。
 現地での調査の後、学校の体育館に場所を移して、川の上流域で見られる主な水生生物を中心にPowerPointによる講話を行いました。
 中学生の男子生徒がこの体験学習を元にして、秋に開催された地区のまちおこしイベントで地元の川の生物について堂々と発表し好評を得た、というお話を教頭先生から本年第2回目の12月の講座の際に伺いました。

生徒・先生・地域の方が一緒になって戸草川の水生生物を採取

採取し終えた生物を道端で同定している様子

体育館へ移動して室内講座を終え、最後に生徒からお礼のことば

 福岡地区 農地・水環境講座

2010.07.24
 昨年に引き続き、小川町福岡地区の「福岡・環境を守る会」からの依頼により、農地・水環境講座(地元のタイトルは「第2回夏休み・自然の生きもの観察会」)を開催しました。今回は2回目ということで、守る会代表との事前打合せにより、取水口になっている加路川(夏井川の支流)とそこから農地まで引いている用水路を観察対象に加えることになりました。
 真夏でも涼しい山中を用水路に沿って歩くと、かなり上流から清冽な水を延々と水路をつくって農地まで導いた先人の偉業を地元の子供たちとその父母に知ってほしい、という守る会の熱い想いが伝わってきました。福岡地区へ出てからは、炎天下で農業排水路の中に入って生きもの調査を行い、加路川に棲む生きものと種類が違うことを学びました。
 その後、集会所でそれぞれの地点から採水した水の水質試験を行い、最後にPower Pointを使いまとめのお話をして、福岡がいかにきれいな水に恵まれた地区であり、将来にわたって守らなければならない環境を再確認しました。

福岡地区へ農業用水を引いいる加路川の取水口付近で生きもの調査をする参加者

地区の農業排水路に入って生きもの調査

集会所前に採水した水を持ってきて水質試験

最後は集会所で Power Pointを使ったまとめのお話

 下小川地区 農地・水環境講座

2010.08.01
 地区の「環境を守る会」と子供会との共同依頼により、通算3回目(3年目)の講座となりました。これまでと同様に農業排水路での生きもの調査、用水路と排水路の水質試験だけでなく、地区の中央を流れる「小川江筋」についての資料をテキストに盛り込んだり、過去2年のデータと比較できるようにしたりという工夫を加えました。
 参加者の子供たちも去年までの経験があるため、抵抗なく排水路に入って生物採取に熱中し、採取できた生物の種類もだいぶ多くなりました。
 前述の福岡地区のときと同様、猛暑の中での講座となりましたが、子供たちも地区の皆さんも地元の水環境に高い関心を示していました。

生きもの調査のようす

集会所内でまとめのお話

水質検査のようす

調査結果を記入したパネル

 赤沼地区 農地・水環境講座

2010.08.21
 赤沼環境保全会の依頼により環境学習講座(水生生物調査,水質試験)を実施しました。通算3年目ですが、初年度は12月で水質検査中心でしたので、農業排水路に入って生きもの調査を行うのは実質的に2回目です。
 保全会の役員さんの希望で、地区の排水路の出口付近を生きもの調査のフィールドに選びましたが、事前の下見調査時にここで淡水生シジミが大量発生しているのを確認しました。網で川底をすくってみると、砂利かと思うとすべてが貝という状態です。限られた範囲にあまりに大量に生息しているために酸欠になったことが原因なのか、3分の1程度は死んでいるようです。近隣に住む役員のひとりは、以前はこんなに大量のシジミを見たことがないと言います。一般に、国内で淡水生のシジミというとマシジミで、比較的水温が低く砂礫の川底を好みますが、このように河口付近で泥底の水温の高い環境では生息が難しいはずです。疑われるのは外来種の「タイワンシジミ」です。在来種のマシジミと外来種のタイワンシジミは非常に近い種で、外観から見分けるのは困難と言われており、2種を同定するにはDNA解析を含めた専門性が要求されますので明言できませんが、タイワンシジミが近年全国に分布を広げていることを考えると、確認されたのがタイワンシジミである可能性は大きいと思われます。勇気ある平川さんがサンプルを持ち帰って試食したところ、問題なく食べられたとのことです。おなかを壊さず何よりでした。
 地元ながら水路に入って生きものを獲ることが初体験の子供たちは、終了の合図を聞いてもなかなか川から上がろうとせず、ボラなどの魚を追いかけていました。
 その後、集会所へ場所を移し、役員さんが採水してきてくれた川の水質試験をしましたが、今回は上記の大量に獲れたシジミを使って汚れた水の浄化実験も試みました。CODなどの科学的数値は目立った効果を示しませんでしたが、透視度は見事によくなりました。最後のまとめの講話では、タイワンシジミなどの外来生物について、皆さん興味深く聴いていました。

排水路に入り、歓声を上げて生きものをとる子供たち

大量に確認されたタイワンシジミと思われる貝

集会所前で水質試験をする参加者

シジミを使った汚れた水の浄化実験結果

 好間一小で川の環境学習講座

2010.09.02
 好間第一小学校では5年生を対象に通算3回目(3年目)となる好間川の環境学習講座を開催しました。
 当NPOから6名が対応したほか、いわきの森に親しむ会からも4名の方が応援に参加してくださいました。
 小学校から徒歩で10分ほどの松坂つり橋の下流で水生生物の調査を体験した後、学校へ戻り、前日に採水しておいた上流・中流・下流の川の水の水質試験を体験。最後に、校舎内で川の流域や生物、水質結果について学習しました。日頃通学で見慣れた地元の好間川ですが、この日初めて実際に川に入っていろいろな体験をした児童が多く、特に水生生物の採取では最初怖がっていた女子児童も慣れてくると平気で素手でつかむことができるようになった子が多かったようです。
 講座終了後校長先生と担任の先生方には、毎年継続して同時期に体験学習をし3年目となったことから、この結果を積み重ねて身近な環境の変化を示す大切なデータにしてください、と結びました。

水生生物採取に熱中する児童たち

同定のために生物を選別する間にも興味津々で集まる児童

体育館前で水質試験を体験する児童たち

最後にパソコン室でまとめの講話を真剣に聴く児童たち

 夏井小で川の環境学習講座

2010.09.14
 通算2回目(2年目)となる講座でしたが、開催時期が遅かったため野外学習(水生生物採取)に使う農業排水路の水かさがなくなり実施できませんでした。急きょ愛谷江筋の水質比較体験、家庭排水が河川に及ぼす影響の水質試験、夏井川下流域にすむ生物の講話に切り替えての講座となりました。
 校長先生や5年生担任の先生には非常に感激され、来年は是非とも野外学習も含めた講座をお願いしたいと依頼を受けました。

家庭排水が川に及ぼす影響を実験を通して学習する児童たち

魚が棲める川にするには、生活排水の汚水をどれ薄める必要があるかの実験結果

小学校の近くを流れる農業用水路の水質くらべをした結果

 地域の水環境リーダー養成講座

2010.09.26
 市内の農地・水環境保全団体向けとして、小川公民館とその近くの河川を会場に、水環境指導員を養成する目的で『地域の水環境リーダー養成講座』を開催しました。当NPO発足当時より、市内の農地・水環境保全団体から主に夏休み期間を利用して、地元の農業用排水路や田んぼの生きもの調査に協力依頼があり、水質検査体験を含めて内容を拡大して引き受けてきた経緯があります。情報を聞きつけて年々依頼団体が増えてきて、7月下旬から8月中旬頃までの夏休み期間中は毎週土日のどちらか(ときには連続して)猛暑の中で講座を開催するようになり、対応する側も大変でした。
 加えて、これらの団体がこのような調査(講座)を続けて開催する理由が、平成23年度までの時限つきの補助事業のメニューとしていることを知りました。補助事業が入る前に実施していた団体はほとんどなく、補助金頼みである可能性が大きいことから、この補助事業が終了すると地域の(子供会の)こうした活動も終わってしまう恐れがあります。せっかく地元の環境に関心を示したのだから地域が自立して毎年継続してほしい、という願いから当NPOが地域に指導者を養成しようということで本講座を独自に企画・実施することにしました。
 どれほどのニーズがあるか分からないため、いわき市農地課のはからいで機会を得て6月に関連団体に説明し、募集したところ4団体から参加がありました。当NPOから4名が対応したほか、福島高専の山田先生(いわき地域環境科学会事務局長)にもご協力いただきました。参加者からは大変意義のある講座だったという言葉を頂戴したほか、平川さんがいわき市環境アドバイザー登録の講師認定のために見学されたいわき市環境企画課の方からもこれだけで終わらせるのはもったいないので他に応用できないか、というお話もありました。

受講者に水生生物の解説をする平川さん

公民館の建物前で水質試験の方法を学びました

近くの川に場所を移して、水生生物の採取を体験

採取した生物を同定し、説明に聴き入る受講者の皆さん

 磐崎小で川の環境学習講座

2010.10.06/07
 磐崎小学校で5年生を対象に学校の前を流れる藤原川の環境学習講座を開催しました。当NPOから4名、学校側からは担任の先生4人と校長先生が対応し、6名の保護者(お母さん)が安全管理に参加してくださいました。
 実は、昨年度初めて磐崎小学校から依頼を受けて開催する予定でしたが、新型インフルエンザの流行で開催の前日に中止となった経緯があり、今回が初めての開催です。これまで講座を実施してきた小学校に比べると生徒数が多く4クラスあるため、事前に担任の先生方と協議の結果2日に分けて2クラスずつ開催することになりました。学校の前には道路をはさんで藤原川が流れており、環境教育を行うには絶好のロケーションです。学校でもこうした環境を活用して、本講座とは別に以前から川で魚を獲るなどの遊びを通した自然体験学習をしていましたが、せせらぎスクールを用いた環境教育は経験がなく、当NPOに協力を求めたとのことです。
 生きものに子供たちの関心が高いのはどこの小学校でも同じですが、10月とはいえ例年より水温が高かったことも幸いして、運動着のまま全身ずぶ濡れになる活発な児童もいました。水生生物の採取と解説を河原で終えた後、早朝に採取して来た上流・中流・下流の河川水を校庭で水質検査体験し、最後に室内でまとめの講話を行いました。
 児童たちは今回の講座がだいぶ印象深かったようで、その後しばらくして学校内で発表会が行われた際に、自分達ですすんで発展的に学習したことを保護者や下級生に堂々と発表した様子などを感謝の言葉とともに作文集にして12月に送ってくれました。特に外来生物については多くの児童が興味を持ったようです。

水生生物の採取をする子供たち。中には全身ずぶ濡れになる子も

河原で交代で生物を観察する児童たち。青いズボンは校長先生

校庭で川の水質試験を体験をする児童と先生

まとめの話に聴き入る児童たち。特に、外来生物の話に興味を持ったようです。

 体験的環境教育指導員トレーニング講座

2010.10.30
 一昨年度・昨年度に引き続き、体験的環境教育指導員トレーニング講座を開催しました。
 この講座は福島県(福島県環境センター)が企画公募型で県内のNPO等の団体に委託する事業で、事前に講座の企画提案書を提出した後プレゼンテーション(ヒアリング)を経て委託先を決定、契約後に受講者募集~開催するというものです。おおむね3団体が会津・中通り・浜通りの3地区で開催します。当NPOでは平成20年度から3年連続して浜通りでの受託を請けています。
 今回は、環境を考える際に最も基礎的でありながら意外に知識が乏しい土 (土壌) をテーマに採り上げました。
 筑波大学大学院の田村憲司准教授を講師にお招きし 『土を学び、教えよう』 というタイトルで湯の岳山荘を会場に開催しました。田村先生は国内では土壌環境の第一人者で海外まで調査研究範囲を広げているだけでなく、土壌を主とした環境教育を全国的に展開しています。湯の岳や小川町の戸渡などを研究フィールドにされており、いわきの森に親しむ会と懇意にされていることから実現した企画です。講座開催に際しても勿論いわきの森に親しむ会のご協力に負うところが大きかったのは申すまでもありません。
 30名の受講者が参加し、当日は台風接近のためにあいにくの雨天でしたが、短時間ながらも野外観察も行い、受講者のほとんどの方から満足された旨の言葉をいただくことができました。主催者(委託者)の県担当者からは中通りなど他の地域でも開催してほしい、という依頼もありましたが、講座の性質から観察フィールドの確保ができないため難しいとお答えしました。また、次年度にも同事業を行う際には是非企画提案をしてほしい旨のお話もありましたが、現在の執行体制や次年度計画中の事案などから受託は難しい状況です。

講師の田村先生

雨の中、遊歩道脇に設けた土壌。断面観察箇所で講師の解説を聴く

土壌の浄化機能を観察するために青インクを薄めた液を浸透させてみる

土色帳を用いて、土壌の色の判定に取り組む受講者

 自然エネルギー体験教室

2010.11.21
 いわき市フラワーセンターを会場に、小学生の親子を対象とした自然エネルギー体験教室を開催しました。
 今回で3回目(3年目)となるこの体験教室は、地球温暖化防止などを念頭に置いて、水・太陽・空気などの身近な自然エネルギーの力をオモシロ実験を通して体験してもらおうと企画しているものです。
 今回は『水はだいじな友だち … 水の力にふれてみよう』というテーマで、パスカルの原理を用いた“注射器で指相撲”、浮力の不思議を使った“石釣り船”、水の位置エネルギーを利用した“反力推進船”などの実験を行いました。当NPOの中西さんがメイン講師を務め、当NPOから2名、フラワーセンター顧問でもある古内先生とセンタースタッフが対応しました。参加家族が少なかったのは残念でしたが、参加した小学生はよほど楽しかったのか実験用の船からなかなか離れようとしないほどでした。
 フラワーセンター指定管理者の運営方法(講座の取扱い方)や受講者募集の改善などから、次年度からはいわき市(環境企画課)が主催し当NPOが企画運営するような協働事業にできないか、など現在検討中です。

大・中・小の注射器を組み合わせておとなと子供で指相撲の力くらべ

そのまま載せると沈んでしまう重い石を船で運ぶにはどうすればいいかな?

反力推進船の実験に子供たちは夢中でなかなか離れようとしません

 川の環境学習 2010 in 貝泊中学校【冬編】

2010.12.07
 貝泊中学校で今年度2回目の環境学習講座を開催しました。夏(7月15日参照)には学校近くの戸草川で水生生物調査の野外学習を実施しましたが、今回は冬場ですので室内での講座を企画しました。
 川の上流に位置する貝泊地区ですが、日常の生活習慣は下流に住む人と変わりません。家庭からの排水が河川に及ぼす影響を知り、同じ流域に住む住民として4つの実験を通して河川環境を考えてほしいという想いで企画した講座です。
 家庭から出る排水の例として、米のとぎ汁・ラーメンのスープ・牛乳を希釈した水のCODを測定し、魚の棲める川の水にするにはどれだけ薄めなければならないかの実験、ろ過材の種類(砂利や木炭など)によって浄化能力がどれくらい違うかのろ過実験、アサリがどれだけ水を浄化できるかの実験、下水処理用の活性汚泥中の微生物の観察を行いました。
 生徒だけでなく、学校の先生方や参加した地元の皆さんにも加わっていただきましたが、初めての実験や観察に興味を持っていただいたようです。

体育館を会場に開催。最初と途中でPowerPointで解説

砂・砂利・木炭などを組み合わせてろ過実験

活性汚泥中の微生物を顕微鏡で観察

アサリは米のとぎ汁を薄めた水を短時間で浄化

当会について

リンク



シンボルマーク

 

全体の形は水面に落ちた水滴を表しています。 水は環境の大きな要素です。内側の緑の輪は山、水色の輪は川、外側の濃い青の輪は海(太平洋)を表わしています。
福島県いわき地域は、山・川・海の3つを有する自然豊かな環境に恵まれています。また、いわき地域は “東北の湘南” とも呼ばれる温暖な気候で、日照時間が長いもの特徴です。マーク中央のオレンジの部分は、その太陽の光を"iwaki"の頭文字"i"で表わしています。
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