活動報告(2013年度)                          

 いわき環境研究室の活動をご紹介いたします。

 小川町関場地区農地・水環境保全会での講座の支援

2013.07.21
 

平成25721日(日)午前9時~12時までの半日、下小川関場地区内の児童29名の参加を得て水環境の学習講座が開催されました。

 開講式では講師紹介・日程説明・調査時の諸注意等の説明後、
6班に分かれ、関場地区を流れる農業用排水路内の生物調査をしました。
 昨年も参加した子供がほとんどで、網を使って要領良く生物を採集していました。

 ドジョウ、カエル、タイコウチ、ガガンボ、ヤゴ、カワニナ、トビケラ等が採取できました。今年の特徴は、ドジョウが例年になく多く採取できたことです。

 現地で、バットに分類し江尻勝紀さんからそれぞれの生物の特徴等について説明を受けました。

 再び、関場集会所に戻り、予め採取していた3種の水(夏井川水系加路川、小川江筋、農業用排水路)の水質分析(COD、匂い、透視度、導電率)に挑戦してもらいました。

 ムラサキイガイによる汚水の浄化実験では、二枚貝による浄化効果が確認できました。水質調査結果を踏まえ、諸橋健一さんから、「自分が持っている五感を使って水の状態を知ることが大切」との指摘に子供たちは、熱心に耳を傾けていました。

 平川英人さん、江尻勝紀さんからもまとめの話があり、無事講座を終了しました。


 「小学生の夏休み自由研究もための支援講座」の開催

2013.07.28
 

平成25 7 28 日(日)午前10 時~12 時、「水の持つさまざまな力を考える」をテーマに、いわき市フラワーセンターにて小学生のための支援講座を開催しました。

 この企画は、
NPO 法人いわき環境研究室主催で開かれたものです。当日参加の方も含め、14 組の親子併せて25 名がさまざまな水の力を体験しました。

講座は、講師の中西恒雄さんの講義と実験を交えながらの「水の持つさまざまな力」の説明に始まりました。

 断面積の違う一対の注射器に水を満たしパイプでつないで水圧の伝わり方の違いを実感できる「指相撲」の体験。重い石を舟で運ぶにはどうすればいいかな?との問いに、子供たちは色々と工夫を重ね、ついに正解に辿り着き歓声があがりました。

 また、反力で進む船にも挑戦しました。続いて草野芳久さんの指導で、「水流を遡る水車」を参加者それぞれに製作しました。

 水車の羽の大きさや羽の枚数、軸の太さ等、皆思い思いに工夫して作った水車で、水流を
遡る速さを競いました。
 一番速かったのは、2mを
23 秒で遡った水車で、羽の数が多く幅が広いのが特徴でした。

 最後に、自由研究に当たってのテーマの見つけ方、研究の進め方等についてアドバイスをして、終了しました。
 
 参加して頂いた保護者の方から頂いたアンケート結果では、大変参考になった、次回同じような企画があったら知らせて欲しい等のご意見をいただいており、概ね満足していただけたようでした。
 
 今回の講座に参加された皆さんが、実際に夏休みの自由研究に役立てて下さっていることを期待しているところです。

 「あいおいニッセイ同和損害保険(株)」からのご寄付

2013.02.21
 「あいおいニッセイ同和損害保険(株)」様からは、これまでも寄付金をいただいており、今回で3年目になります。

 今年は、去る
221日、郡山市ホテルハマツで開催される同損保主催の「福島AD倶楽部感謝の集い」の場で寄付金の授与が行われました。

 当会からは、橋本孝一理事長と中西恒雄副理事長の
2名が参加しました。
 福島県では、当会の他、2団体(
NPO法人苧麻倶楽部(昭和村)、NPO法人環境保全会議あいづ)が授与されました。

 集いでは、あいおいニッセイ損保の濱口弘福島支店長から「福島
AD倶楽部の取組内容について」の紹介があり、続いての記念講演では、(株)ヤマグチ代表取締役の山口勉氏が「量販店に囲まれて生き残る方法そっと教えます」を題して、紹介ビデオを交えながら、「安売り」ではなく「髙売り」を基本理念にいかに生き残ってきたか、生々しい体験が紹介されました。

 第2部の交流懇親会にも参加し、多くの団体との交流も深めることができました。

 今後とも、頂いた浄財を有意義に活用させて頂こうとの想いを胸に秘めながら帰路につきました。


当会について

リンク



シンボルマーク

 

全体の形は水面に落ちた水滴を表しています。 水は環境の大きな要素です。内側の緑の輪は山、水色の輪は川、外側の濃い青の輪は海(太平洋)を表わしています。
福島県いわき地域は、山・川・海の3つを有する自然豊かな環境に恵まれています。また、いわき地域は “東北の湘南” とも呼ばれる温暖な気候で、日照時間が長いもの特徴です。マーク中央のオレンジの部分は、その太陽の光を"iwaki"の頭文字"i"で表わしています。
inserted by FC2 system