活動報告(2015年度)                          

  

いわき環境研究室の活動をご紹介いたします。

 小学生の夏休み理科自由研究支援講座開催

2015.07.26
 

NPOでは、これまでも小学生を対象とした「夏休み理科自由研究支援」の目的で、毎年、普段に接している空気・水・土・太陽光等身近なテーマを取り上げて、研究テーマの選び方や進め方・まとめ方のアドバイスをしています。

 今年は、「温度と熱」をテーマに、
726日(日)10:0012:30、フラワーセンターにて、親子8組の参加の下開催しました

 まず、「講義1」では、当会の中西恒雄さんを講師に、「身の回りの熱と温度」と題した実習を含めた講義がありました。実習では、「コップに入った熱湯の温度を効率よく下げるにはどうすれば良いか」との課題に対し、それぞれが思いついた方法を実践し温度の下がり方を記録しました。
 
 うちわで扇ぐ、コップを水の中に入れる、ストローで空気を吹き込む等、様々な方法で実践した温度の低下をグラフに表して比較、なぜ、差がでてくるのか、一緒に考えました。

また、「講義2」では、研究テーマの見つけ方・進め方についてPPを使ってアドバイスをしました。
 
 最後に、古内栄一先生から、「まとめ」として、身近なことでも、良く観察することの大切さの指摘がありました。


 農地・水環境保全会の水環境学習支援」開催

2015.07.18/2015.08.09
 

  市内農村地域単位で、それぞれの地域の水環境の調査・保全活動が展開されています。
 特に、夏休みを利用し、地域内の子供達を対象とした水環境調査が行われており、当会では、今年、小川町関場地区及び赤沼地区の環境保全会からの依頼を受け以下のような支援をしました。
 当会からは、3名(平川英人、江尻勝紀、橋本孝一)が参加しました。

  〇小川町関場地区の支援講座H27..7.189:0012:00

   関場地区内の児童18名の他、保護者・地区役員数名が参加し農業用水路にて生き物(アメリカザリガニ、トビケラ、ガガンボ、タモロコ、ヤゴ、ドジョウ、ミズスマシ等)の他、農業用水路、夏井川支川加路川、小川江筋等の水質調査を実施しました。

  〇平下神谷赤沼地区の支援講座H27.8..99:0012:00

   赤沼集会所近傍の農業用水路を対象に児童12名、保護者・地  区役員が参加し、生物調査及び理化学的水質調査をしました。

   生き物調査では、フナ、ドジョウ、ボラ、トノ
サマガエル、  アマガエル、ボラ、タニシ等が見られました。

  
 いずれの地区でも、子供達が水路に入って夢中になって生き物を追いかけたりする姿が印象的でした。



 鮫川流域対象の水生生物等の調査報告を提出

2016.02  

いわき市の「平成27年度まちづくり担い手育成支援事業」として、当NPOでは、昨年度に引き続き委託されました(事業名:市内河川の水生生物の生息状況等の調査)。
 
 昨年度は、夏井川水系を対象に実施し、今年度は、市内第2の流域面積を持つ鮫川流域を対象に調査を実施しました。
 
 これまで、
6月~10月までの5か月間、4箇所の定点では、毎月一回、他の測定点3箇所では、期間中一回調査を実施しました(調査地点は図-1)。

測定項目は、現地で、12項目(水生生物採取・同定、水温・透視度・COD(パックテスト)・におい・導電率・pH・代表流速・水深・川幅・河床の様子の他、調査地点近傍の写真・スケッチ)について測定した他、検水を福島高専に持ち帰って、法定法によるCOD,BOD等の測定をしました。
 また、パルシステム福島さんのご協力を戴き、測定点の水際の土砂を採取し放射能濃度も測定しました。

平成282 月上旬に報告書をいわき市環境企画課に提出しました。
現地調査・水質分析・編集等には多くの会員のご協力をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

報告書は、調査内容編と指導者向け用の資料を加えたCD も添付したものとし、鮫川流域内の7つの小学校にも配布・活用して頂けるようにしました。近い内に何らかの形で報告書を公表できるようにしたいと思っております。

   

 

 4 回こどもあいネットフェアに参加しました

2015.12.19  

NPO としては、昨年度に引き続き2回目の参加となりました。今回は、12 19日(土)アリオス2階のロビーを会場に、20 団体が参加しました。

 午前中は、あいネット代表の引地晴子代表の挨拶の後、各ブースでの出展準備に当てられました。
 同館1階のレストランでの昼食を兼ねたランチミーティングでは、各参加団体の日頃の活動内容や当日の出展内容のアピールの時間があり、当会からは、中西副理事長が、当会の事業と展示内容を紹介しました。午後になって一般公開となりました。

 参加団体では、「子育てポピークラブ」、「子育てサークル」、「サンキッズヨガ」、「ぱるっ子クラブ」等、子育てに係る団体が多く、
就学前や小学生の子を持つ親の世代の参加が多くみられました。

 当会ブースでは、「風上に向かって進む車」の製作・試走のコーナーを設け、
15 組のキットを用意し、来場者を待ち受けました(中西、平川、草野、橋本の4 名参加)。
 開始後一時間もしない内に、子ども達の手で「車」が作られ、自ら作った車が扇風機に向かって進む姿に歓声を上げていたのが印象的でした。
 製作コーナーの他、「遡り水車」・「荷物を引っ張る水車」・「反力推進船」などの実演コーナーも設けておりました。
 こちらも、傾斜した雨樋に流れる水流に逆らって登っていく水車や水槽に浮かべた「反力推進船」が進むのを見て「どうしてだろうね?」と子どもに問いかける保護者、「荷物を引っ張る水車」では、水をかけて回転する水車が荷物を引っ張る姿を見ていた周囲の人達から頑張れの声がかかっていました。
 午後
3 時の閉会までの時間がアッという間に来てしまいました。


親子連れで「風上に進む車」を製作

水をかけて荷物を引っ張る水車を体験

 「いわき自然エネルギー研究会」の諸事業の一翼を担った活動を進めています。

2016.02  

ESD環境教育プログラム事業の推進、田人小学校の学習支援等、研究会の一翼を担って活動しています。
 詳細は、いわき地域環境科学会の会誌「ふぃーるど」の「いわき自然エネルギー研究会の動き」をご覧ください。以下、H27.9以降の主な事業を紹介します。

★パルシステム福島の視察(H27.10.21

パルシステム福島の環境部会の方々が湯の岳山荘に設置された自然エネルギー施設を視察されました。

★自然エネルギー先進地視察旅行(H27.11.29
 自然エネルギー研究会は発足以来2 年目に入り、環境教育について所期の目標を達成しが、更なる成果を得るために先進地視察旅行を企画しました。第1 回目の今回は那須町の非電化工房と那須野原のウォーターパークに先進地視察旅行に行きました。

★パルシステム連合会の「地域づくり基金」(平成28 年度)の助成内定(H28.2
 これまでも平成2627 年度と連続して自然エネルギーに関する事業(受託事業名:「地域の再生可能エネルギーを活用した環境教育事業の推進」)について助成して戴き、市内3箇所に自然エネルギーに関する施設を設置しております。

このほど、パルシステム連合会地域づくり基金運営委員会事務局から内示があり、60 万円の助成を戴けることになりました。事業の推進に当たっては、これまでと同様、「いわき自然エネルギー研究会」が中心となり進めることになります。平成28 年度は、これまでの事業をさらに推進する意味から、地域性を考慮した教材の開発、地域毎の維持管理体制の構築、自然エネルギーにかかわる学習・教育施設の一層の充実強化を進めて参りたいと思っているところです。

ESDお成果発表会にて成果発表(H28.2.6

 2 月6日(土)13:3016:50、仙台市情報・産業プラザセミナールームにて、環境省東北地方環境事務所主催で「東北地区ESD 環境教育プログラム成果発表会」が開催されました。

発表会には、当研究会会員、本プログラムの実施にご協力戴いた高専及び小学校の先生方を含め12名が参加しました。

★田人小学校での学習支援(H28.2.9

 田人小学校(橋谷田聡校長)からの依頼で、自然エネルギーに関する支援講座を、平成28 29 日(火)に実施しました。
10:30
から90 分間は、36 年生(23 名)対象の授業、午後の45分間は、1,2 年生対象(16 名)とし、学年に合わせた内容としました。


 あいおい同和損害保険(株)様から寄付金をいただきました。

2016.01 

これまでもご寄付を戴き、当NPO の活動に使わせていただいてきておりました。去る12 月に福島支店いわき支社長の長谷川卓様から寄付目録を戴いており、この1 月末に212,220 円のお振込みを頂きました。本浄財は、当NPO の諸活動に有効に活用させて頂きます。

 NPO法人いわの森に親しむ会との共催事業として取り組みました。「非電化工房」を主宰されている藤村靖之先生ご夫妻をお迎えし、電化に頼らない生活スタイルについて具体的な事例を挙げながら説明していただきました。

 


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