2016年1~6月のいわき環境研究室の活動紹介 

2016年1月~2月のいわき環境研究室の活動リスト
 いわき自然エネルギー研究会関係 
 2016年2月6日  ESD支援事業の東北地区成果発表会に参加・報告(仙台)
2016年2月9日  田人小学校での学習支援実施(自然エネルギー関係)
NPO法人いわき環境研究室関係 
 2016年1月   パルシステム連合会「地域づくり基金」(平成28年度)助成決定
 2016年1月  あいおい同和損害保険(株)からの寄付金を受領
 2016年2月上旬  鮫川流域の水生生物調査報告書をいわき市に提出
2016年3月~4月のいわき環境研究室の活動リスト
 いわき自然エネルギー研究会関係 
 2016年3月  自然エネルギー設備の整備が進行中
 2016年3月  東北地区ESD環境教育プログラム集の発行
NPO法人いわき環境研究室関係 
  なし 
2016年5月~6月のいわき環境研究室の活動リスト
 いわき自然エネルギー研究会関係 
   なし
NPO法人いわき環境研究室関係 
 2016年6月10日  H28年度NPO法人いわき環境研究室の総会を開催

[2016年1月~2月]

(F115A1) 【1】ESD支援事業の東北地区成果発表会に参加・報告しました

 平成282月6日(土)13:3016:50、仙台市情報・産業プラザセミナールームにて、環境省東北地方環境事務所主催で「東北地区ESD環境教育プログラム成果発表会」が開催されました。

 発表会には、当研究会会員、本プログラムの実施にご協力戴いた高専及び小学校の先生方を含め12名が参加しました。

 東北6県それぞれの団体から、以下のような発表がありました。
①青森県(実証団体:NPO法人かなぎ元気倶楽部)「今こそ再認識 我が町の「め~水」
②岩手県(実証団体:NPO法人未来図書館)「ワクワクタイムマシン~温故知新の旅に出発だ!
③宮城県(実証団体:NPO法人まなびのたねNW) 「地球に生きる私たちと動物
④秋田県(実証団体:一般社団法人あきた地球環境会議)「大地の声を聞こう~八峰白神ジオパーク の宝」

⑤山形県(実証団体:NPO法人環境ネットやまがた)「わが家のエコ第作戦」
➅福島県(実証団体:NPO法人いわき環境研究室)「自然エネルギーって何だろう~身近なエネルギーと私たちの生活」      

各団体15分の持ち時間を一杯に使い、それぞれの地域性を生かした取り組みを紹介していました。福島県の場合は、実証団体としては、「NPO法人いわき環境研究室」ですが、実質的には、「いわき自然エネルギー研究会」(いわき地域環境科学会といわき環境研究室の会員有志で構成)が中心となり支援事業を推進してきました。
当研究会では、これまでに各種助成金(
H26年度:地球環境基金及びH26,27年度:パルシステム生協連合会「地域づくり基金」)を活用しながら市内3箇所に学習教育用自然エネルギー施設を設置・運営してきました。今回のESDプログラムでは、「福島県プログラム策定委員会」での検討を経て、平下平窪地区にある平第4小学校6年生児童60名を対象に、一連の学習プログラム「自然エネルギーって何だろう~身近なエネルギーと私たちの生活」(合計9時間)を実施しました。
特に本プログラムでは、体験を通じて自然エネルギーの必要性・大切さ等を肌で感じてもらえるよう、諏訪神社の自然エネルギー施設(風力・太陽光・水力)での体験活動、小型水車の製作・実験等の実習にかなりの時間数を割きました。これらの取り組み内容の全体像を橋本が、小型木製水車作りと実験の様子については、中西副理事長が会を代表して発表し、実証校として指導に当たられた担任の九里純子先生からも児童の感想を交えながらプログラムについての感想を述べていただきました。
各団体の発表に引き続き、近藤祐一郎東北工大准教授をファシリテーターとしてパネルデイスカッション、交流時間が持たれました。内容の詳細は、東北地区の事務局を担当した「公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(
MELON)」を通じて報告書が届く予定です。その際には、当会報等を通じてお知らせできると思います。


【2】田人小学校での学習支援を実施しました

田人小学校(橋谷田聡校長)からの依頼で、自然エネルギーに関する支援講座を、平成2829日(火)に実施しました。10:30から90分間は、36年生(23名)対象の授業、午後の45分間は、1,2年生対象(16名)とし、学年に合わせた内容としました。

時間的な制約もあり、午前中の講座では、簡単な講義(「自然エネルギーって何? どうして今必要なの?」、担当:中西恒雄氏)と田人地区に設置されている「自然エネルギー施設の紹介」(担当:蛭田弘幸氏)の後、児童一人一人が、「風上に向かって進む車」作りに挑戦しました。この他、「荷物を運ぶ水車」、「遡り水車」、「反力推進船」、「ソーラークッカー」を使った実験装置での体験活動をしました。午後の低学年児童の講座では、午前中に実施した各種自然エネルギー装置を使った体験活動に絞って講座を進めました。午前・午後とも参加児童の生き生きして取り組んでいる様子が印象的でした。本講座には、佐藤忠(夏井川流域NW会員)さんの他、平川英人さん、橋本孝一も参加し、合計5名での支援となりました。



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(F115B1) ◇NPO法人いわき環境研究室関係

【1】パルシステム連合会の「地域づくり基金」(平成28年度)の助成内定

これまでも平成2627年度と連続して自然エネルギーに関する事業(受託事業名:「地域の再生可能エネルギーを活用した環境教育事業の推進」)について助成して戴き、市内3箇所に自然エネルギーに関する施設を設置しております。

このほど、パルシステム連合会地域づくり基金運営委員会事務局から内示があり、60万円の助成を戴けることになりました。事業の推進に当たっては、これまでと同様、「いわき自然エネルギー研究会」が中心となり進めることになります。平成28年度は、これまでの事業をさらに推進する意味から、地域性を考慮した教材の開発、地域毎の維持管理体制の構築、自然エネルギーにかかわる学習・教育施設の一層の充実強化を進めて参りたいと思っているところです。

【2】あいおい同和損害保険(株)様から寄付金をいただきました

 これまでもご寄付を戴き、当NPOの活動に使わせていただいてきておりました。去る12月に福島支店いわき支社長の長谷川卓様から寄付目録を戴いており、この1月末に212,220円のお振込みを頂きました。本浄財は、当NPOの諸活動に有効に活用させて頂きます。

【3】鮫川流域の水生生物調査報告書を提出

 今年度、いわき市の「平成27年度環境まちづくり担い手育成支援」事業として採択されておりました受託事業(「市内河川の水生生物の生息状況等の調査~鮫川流域編」)の内容がまとまり、2月上旬に報告書をいわき市環境企画課に提出しました。現地調査・水質分析・編集等には多くの会員のご協力をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

報告書は、調査内容編と指導者向け用の資料を加えたCDも添付したものとし、鮫川流域内の7つの小学校にも配布・活用して頂けるようにしました。近い内に何らかの形で報告書を公表できるようにしたいと思っております。

 

 

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[2016年3月~4月]
【報告】 「いわき自然エネルギー研究会」の動き(第9報)
(F116A1)

【1】自然エネルギー設備の整備が進みつつあります
〇平下平窪地内の諏訪神社境内の自然エネルギー設備では、福島高専の電気工学科の先生方や草野芳久さんと大平一美さん達のご協力を戴いて、水力・風力・太陽光発電設備による発電量を表示する電源表示盤の設置を進めています。併せて、表示用電力を確保するため太陽光パネルも増設しました。また、水車の回転により発電した電気を利用して、水車にLEDライトを新たに設置しました。


〇田人地区の自然エネルギー設備では、当会会員の蛭田弘幸さんが冬場の凍結対策として木製水車を一時取り外し修理しておりました。この春、リニュ―アルした姿を見せてくれています。周囲との風景に溶け込んでいます。〇湯の岳山荘の自然エネルギー設備では、小型水車運転用の水は敷地内の池から汲み上げておりますが、その動力の更新を行ないました。



 

【2】東北地区環境教育プログラム集が発行されました。

 この3月に平成27年度版東北地区における ESD環境教育の実践プログラム集が発行されました。因みに、福島県は、実質的に当自然エネルギー研究会が中心となり、諏訪神社近くの平4小を対象校とした実践を行っています。

プログラム名は「自然エネルギーって何だろう?

~身近なエネルギーと私たちの生活~」です。

A4で7頁の記述です。

この報告書は事務局より20部ほど送られてきました。関心のある方は、いわき地域環境科学会の事務局にありますので、お申し出下さい。

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(F117B1)[2016年5月~6月

◇◇◇NPO法人いわき環境研究室からの報告◇◇◇

(平成2851日~630日)

平成28年度の総会が開催されました

平成28年度の通常総会は、610日(金)18:30~福島高専専攻科棟にて開催され、会員15名の参加(登録正会員数18名)の下、平川英人理事の司会で進められました。議長に引地宏理事を選出。事務局より、平成26年度事業報告・決算報告・会計監査報告、続いて平成28年度の事業計画案及び予算案について説明・提案がなされ、質疑応答の後、原案通り認められました。

平成27年度の事業内容を紹介しますと、 

【1】地域環境についての調査研究および政策提言事業

1) 「いわき市内河川の水生生物の生息状況等の調査~鮫川流域編」業務

 「平成27年度環境まちづくり担い手育成支援事業」に採択され鮫川水系7箇所、6月から11月の間水生生物及び水質・流況調査を実施し、報告書を提出しました。

2) 自然エネルギー学習支援に係る事業(パルシステム連合会からの助成金活用)

「いわき自然エネルギー研究会」として事業を展開した。既存のいわき市内3施設の充実・維持管理・活用をして、広報・学習教材の充実を図りました。

3) 研修会等への参加 

  1129日、当会員を含めた24名が参加して、栃木県那須町の「非電化工房」及び「那須野が原ウオーターパーク」を視察しました。28131日にNPO法人いわきの森に親しむ会との共催事業で講演会「愉しい非電化」を開催しました。

【2】地域環境についての教育事業

1) 自然エネルギーに関する学習支援 ~ 平4小6年生を対象に、106日、1015日、1110日の3回学習支援を行ないました。

2) 小学生対象の夏休み自由研究のための支援講座の開催 

テーマ:「温度と熱」をテーマに726日フラワーセンターで講座を開催しました。

【3】地域環境を改善するための諸活動事業

 1)  農村水環境学習支援(下小川関場地区農地・水環境保全団体)(7月18日)

2)「第4回こどもあい♡ネットフェア」への参加(1219日)

3) 関連団体との連携事業 ~ ①いわき地域環境科学会との共催・連携、②「いわき鳴き砂を守る会」の諸行事への参加・支援(四倉海岸でのフェス等へ参加)、 ③夏井川流域の会の活動支援 

【4】その他

1)    広報活動 ①いわき地域環境科学会の会報「ふぃーるど」(隔月発行)への投稿、

②ホームページの更新

2) いわき地域環境科学会関連の会議等への出席

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