2016年7~12月のいわき環境研究室の活動紹介 

2016年7月~8月のいわき環境研究室の活動リスト (F118)
 いわき自然エネルギー研究会関係 
 2016年7月2日  第7回いわき自然エネルギー研究会の開催
2016年7月29日  パルシステム連合会2015年度地域作り基金報告会参加・発表(東京)
NPO法人いわき環境研究室関係 
 2016年7月20日  福島県再生可能エネルギー見える化推進支援事業補助金決定
 2016年7月24日  小学生の夏休み自由研究支援講座の開催
 2016年7月31日  赤沼環境保全会主催の水環境調査の支援
  2016年8月2日  藤原川水生生物及び水質調査の実施
2016年9月~10月のいわき環境研究室の活動リスト (F119)
 いわき自然エネルギー研究会関係 
 2016年10月2日  「いわき自然エネルギー研究会の動き」(第11報)
(県内自然エネルギー施設の視察、布引高原、会津西山地熱発電所)
2016年10月27日   パルシステム連合会による湯の岳自然エネルギー施設の視察
2016年10月29日  自然エネルギー先進地視察県外旅行(山梨県)
NPO法人いわき環境研究室関係 
①2016年9月6日
②2016年9月20日
いわき海星高校での総合学習の支援講座を実施
(1~2回:下神白海岸での鳴き砂、空間線量調査)
 
2016年11月~12月 (F120)
 いわき自然エネルギー研究会関係 
2016年11月1日   平4小で自然エネルギー講座開催(2回目、体験講座)
2016年12月4日   パルシステム本部の視察(湯の岳山荘)
NPO法人いわき環境研究室関係 
 2016年11月2日  こどもアイネット事業に参加(アリオス)
 2016年11月10日   平4小環境教育支援(3回目)・水車の製作とエネルギー回収実験
2016年11月29日    いわき海星高校で浮沈子作成及びその原理実証実験など
2016年12月2日   「ふくしま環境活動支援会議情報交流会」に参加
[2016年7月~8月]
「いわき自然エネルギー研究会」の動き (F118A1)
【1】第7回研究会が開催されました
 平成28年7月2日(土)14:00~、湯の岳山荘にて第7回となる研究会が開催されました。
 当研究会は、いわき地域環境科学会の自然エネルギーWGでの活動を発展させ、「いわき地域を対象とした自然エネルギーに関する環境教育(ESD:Education for Sustainable Development)の実践活動を推進するため、自然エネルギー教育に資する設備・システムの構築を通じて、実践的に課題解決に取り組んでいく」ことを目的に、いわき地域環境科学会・NPO法人いわき環境研究室の有志や福島高専の先生方で立ち上げた組織(平成26年7月19日発足)で、会員15名(平成28年3月現在)で活動しています。
 会議では、第6回目の会議(平成27年10月31日開催)以降の研究会の動きの報告と平成28年度の事業内容について話し合いがなされました。ここでは、会議内容の概要を報告します。

1.自然エネルギー設備の設置について
 市内3箇所に設置した設備の概要は下表の通りです。基本的な設備は、ほぼ設置済みです。
設置後1~2年を経過しましたが、バッテリーの不具合、水車の冬場の凍結対策などのトラブル対策が必要であり、維持管理に大きな手間がかかることが判りました。
 今後は、各施設の管理運営は、徐々に各地元の受け皿となる組織にお願いする方向でお願いする方向が確認されました。

2.自然エネルギーに関する学習・教育の実践
(1)平4小6年生対象の支援講座
 〇平成年度:小型自然エネルギー装置を使った実験・基礎講座→諏訪神社での学習→小型水車の製作と実験環境  省主催ESD事業として取り組み)
(2)田人小児童対象の支援講座(H28.2.9):
 午前は、3~6年生対象に風上に向かって進む車の製作・演示実験(荷物を運ぶ水車、遡り水車、反力推進船、ソー ラーパネル)。午後は、1,2年生対象に演示実験。
(3)パルシステム福島の環境委員対象の講座(H27.10.21):
 湯の岳山荘の設備の紹介等。

3.先進地視察
 平成27年11月29日、那須野が原用水ウオーターパーク、非電化工房を視察しました。

4.平成28年度の事業の進め方について
〇事業予定:・方針:新たな地域への設備投資は行わない。既設3箇所の設備の充実強化・維持管理と維持管理体制 の構築、それぞれの地域に適した教材開発、会員研修の実施。
 ①既設3箇所の設備の充実 ~ ・「太陽光・風力・水力」設備の修理・部品の交換等・教材の充実 ~ 例:ソーラ ークッカー、水車の動力活用、他
 ②維持管理体制の構築 ~ それぞれの地区で、自律的に運営できるよう組織化(年度内、立ち上げ。2年後、当会解散後に備える)
 ③教材開発、パンフレット等の作成 ~ ・それぞれの地域性を反映したパンフレット、テキスト作成(これまでの活動 内容も含む) 〇予算:80万円(パルシステム助成金 60万円、自己資金 20万円)
  内訳(3地域での充実・維持管理費として、45万円(15万円/所)、・教材開発・テキスト作成費として、35万円
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【2】パルシステム連合会主催の「2015年度地域づくり基金報告会 (F118A2) 
 一昨年度以来、当研究会が実施主体(申請主体は、NPO法人いわき環境研究室)となり「地域の再生可能エネルギーを活用した環境教育事業の推進」をテーマに、パルシステム連合会の「地域づくり基金」の助成を戴きながら事業を進めて参りました。
 これらの成果についてパルシステム連合会主催の発表会(平成28年7月29日、於:パルシステム連合会東新宿本部)があり、活動内容を紹介する機会に恵まれました。
当会から3名の他、パルシステム福島から和田佳代子さんも参加されました。
 5団体から発表があり、当会は、自然エネルギーに関する環境教育に必要な設備の建設の状況・パンフレットの作成・教材の開発等の他、小学校での支援事業の内容等について、動画も含めたPPを使って紹介しました。
 最後に、地域づくり基金運営委員会の石川弓子委員長から、「まとめ」として、今回の事業を土台に一層発展させていって頂きたいとの期待を込めたメッセージを戴きました。下の写真は、橋本理事長による発表状況です。



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NPO法人いわき環境研究室からの報告(7~8月)◇ (F118B1)
【1】福島県再生可能エネルギー見える化推進支援事業補助金が決定

本補助金は、県内再生可能エネルギー施設のバスを使った見学会や学校などでの環境教育支援に必要な資金に補助できることになりました。 (補助金は34万円)

【2】小学生の夏休み自由研究支援講座を開催しました
標記の講座を、7月24日(日)10時~12時、フラワーセンターにて開催しました。
今年は、「水の力はおもしろい」をテーマに取り上げました。
「浮沈子」の製作としくみ(水が入ったボトルを押す→水中の圧力が大きくなる→浮沈子内の空気が圧縮される→浮力が小さくなり沈下する)が理解できるように、様々な補完実験を行いました。
その他に、石積み船、反力推進船、遡り水車などの遊びを紹介しました。最後に、自由研究の進め方について講義を行いました。尚、参加者は親子4組と少なく、広報の在り方に課題が残りました。



【3】赤沼環境保全会主催の水環境調査の支援活動

 7月31日(日)、赤沼構造改善センターにて、赤沼地区の農業用水路内に生息する生き物調査・水質調査の支援を行いました。
今年で、5回目の支援講座となりました。水路の調査では、ボラ・タモロコ・ヨシノボリ等の魚やアメリカザリガニ等も多数見られ、子供たちは、夢中で魚を追いかけている姿が印象的でした。
 水質調査は、地区内を流れる農業用水路・三夜川の水の他、仁井田川上流のきれいな水との比較を行いながら汚れの原因を考えてもらいました。

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【報告】藤原川系水生生物及び水質調査実施

 8月2日(火)、一昨年度の夏井川水系、昨年度の鮫川水系に引き続き、今年度もいわき市より受託した藤原川水系の水生生物生息状況及び水質調査を行った。
 朝より日差しが強い暑い日であったが、橋本会長を先頭に平川さん、江尻さん、和田さん夫妻と中西(写真担当)の6名が参加した。
宝珠院川を手始めに、釜戸川、藤原川(上流と中流)、湯本川、矢田川で水生生物と水質の調査を行った。 (川の位置は右図をクリックください)
同じ水系でも、川幅が広い川狭い川、水量が多い川少ない川、水がきれいな川、余りきれいでない川など様相が大きく異なっていた。水生生物の特定にはそれなりの知識と経験が必要なことがよく分かりました。
それらの詳細内容は調査報告書にまとめました。下の写真は藤原川中流(磐崎小学校側)での調査状況です。
各川での調査状況もサムネイル形式で掲載しました。


釜戸川 釜戸川 藤原川上流 藤原川上流 藤原川上流
藤原川中流 磐崎小学校側 湯本川中流 湯本川 湯本川
湯本川 矢田川 矢田川 釜戸川 釜戸川
藤原川上流 矢田川
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【報告】「いわき自然エネルギー研究会」の動き(第11報) (F119A1)

 10月2日(日)、朝起きると曇っていましが、徐々に晴れて、この時期としては暑くもなく寒くもない、絶好の行楽日和に恵まれました。自然エネルギー先進地視察のため、予定の8時半の10分前には全員揃ったので出発しました。
 三和インターで磐越道に入って間もなく、簡単な挨拶と旅行工程を説明しました。その後前列の橋本会長から順番に自己紹介をしました。柳津西山地熱発電所を視察したことがないので、期待している人が多かったようでした。
 参加者は15名でした。 東北自動車道から郡山南インターで一般道に入りました。
所々で交差が困難な個所もありましたが、予定より20分も前に布引高原風力発電所に着きました。
標高1,000mで布引大根の生産地としても有名な場所でした。33基の風力発電機が音を立てて稼働していしました。眼下に猪苗代湖、正面の磐梯山がきれいに見えました。



高さ約100mもある風力発電用の風車が33基、雄大に立ち並び、高原の風を受けてゆっくり回っています。
国内最大級のウインドファームです。風車ある周囲は有名な布引大根の産地であり、農業との共生を図っています。
お昼ご飯は道の駅あいづのレストランで摂る予定でしたが、混雑していて名前を書いて順番を待つ
ほどでしたので、諦めて売店で弁当を購入する人が殆どでした。
柳津に到着してから、西山地熱発電所への道を何度か道に迷いましたが、ほぼ予定どおり会津西山地熱発電所館へ到着しました。女性スタッフ 人が玄関前で迎えてくれて、館内の案内もお願いしました。 地熱発電の仕組みがよく分かりました。発電量はでわが国では有数の施設でした。
昼は巡回する人がいるぐらいで、大多数は柳津の事務所に勤務していました。
異常があった場合は秋田のセンターで受信して、そこから柳津に知らせて対応することになっていました。帰りは会津坂下インターに乗り、高専へは夕方5時40分の明るいうちに到着しました。天候にも恵まれ、無事に終えることができて充実した自然エネルギー視察旅行でした。
尚、本活動はPALシステム連合会の「地域づくり基金」及び「福島特定原子力施設地域振興交付金事業」の助成を受けています 。

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 パルシステム連合会による湯の岳自然エネルギー施設の視察

 10月27日、いわき自然エネルギー研究会の活動に対する支援を頂いているパルシステム連合会の皆さんが湯の岳自然エネルギー施設を視察されました。
 いわきの森に親しむ会の松崎さん、研究会から橋本会長など、更に風車の設置や管理を担当している草野さんなどが対応しました。
 湯の岳山荘では、単なる設備の水車などの設置だけでなく、それらを実用に活用する付帯設備を設置中であり、それらの構想も含めての視察になりました。その結果、今後とも設備の増強、活用に支援を頂くことになっています。



自然エネルギー先進地視察県外旅行
(F119A2)
平成28年10月29日に、自然エネルギー先進地視察旅行のために、山梨県北杜市と甲府市へ行ってきました。
7時出発の予定の5分前に全員が揃ったので、最初の視察地である北杜市の三分の一湧水館へ向かいました。
バスの中で簡単な挨拶をして、参加者19人全員に、時間を使って自己紹介するようにお願いしました。鳴き砂の会、夏井川流域の会など様々な団体の方がいて、楽しいバスツワーが期待できました。
心配したとおり首都高速で渋滞して、行きで1時間ほど遅くなりました。 甲府から1時間ほどして、三分の一湧水館に着きました。当館では新そば祭りを開催していて、駐車場の8割を使用するほど観光客が多い日でした。
独特の八角形の本館の右隣には太陽光発電パネルが64枚も並んでいまいた。左側の林の中に、昔三つの村に三角柱の石を使って平等に分水した施設がありました。その前で記念写真を撮りました。
奥には水力発電用の機械を入れた小屋が残っていたが、現在は採算が合わないとの理由で、稼働していませんでした。その奥では太陽光と風力のハイブリッドで外灯を点ける施設がありました。40分を予定した見学時間はあっという間に過ぎて、バスの出発が5分程遅れました。  次に小水力発電施設を持っている都留市役所へ向かいました。小水力発電機・元気くん1号は駐車場の隅にあり、勢いよく動いていた。近くには家中川があり、恵まれた環境でした。市と市民が一体となって開発し、作った電気は市役所で使って、余った電気は売電していました。元気くん2号機、3号機はやや離れた場所にあったので、歩いて2㎞のコースを歩いて見学しました。2号機は稼働していませんでしたが、3号機は、川の落差を利用して力強く稼働していました。  今回の旅行で、小水力発電、太陽光発電、風力発電を視察しましたが、今後の役に立つ成果がたくさんありました。 左写真は元気くん1号機前での記念写真です。

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◇NPO法人いわき環境研究室からの報告(平成28年9月~10月)◇(F119B1)
【1】いわき海星高校での総合学習の支援講座を実施しました
いわき海星高校からの依頼で、海洋学科の2年生13名を対象に、下記のような内容で、2回の支援を実施しました
(今後、11/22に第3回目を予定)。
〇第1回支援講座(H28.9.6)~「学校前神白海岸の鳴き砂実態調査Ⅰ」をテーマに、4班に分かれて、神白海岸の鳴き砂・空間放射線量の実態調査をしました。海岸線に平行に20m毎、陸側から波打ち際まで10m間隔で測定(メッシュ調査)。
はじめて検鳴具を使って砂の鳴き方を調べた生徒たちは、身近な海岸に広がる砂浜を改めて見つめ直していたようです。 下神白海岸は海星高校側にあり、背景にマリンタワーが見られます。



◇下神白海岸における鳴き砂及び砂浜表面の空間線量調査状況及び調査結果は下記のようになりました◇
〇第2回支援講座(H28.920)~「学校前神白海岸の鳴き砂実態調査Ⅱ~鳴き砂のメカニズムを考える」をテーマに、第1回目の現地調査時に班毎に採取しておいた砂(「鳴き砂」と「鳴かない砂」)を使って、それらの「汚れの違い」(COD、透視度、導電率)の視点から調べました。
 また、同じ海岸の砂で「現地では鳴かない砂」でも洗浄することで、鳴き砂になることも実験的に確認できました。
講座のまとめとして、第1回目の調査結果(鳴き砂、空間放射線量)についての報告、また、「鳴き砂とは」と題して、いわき鳴き砂を守る会の佐藤満会長から説明がありました。
下の写真は鳴砂を評価している状況と佐藤会長の説明状況です。



以上の支援講座には、高専の山田貴浩先生、「いわき鳴き砂を守る会」から5名(佐藤満、小堀亨、草野英正、石井光栄、栁田明美(敬称略))にご支援頂いた他、当NPO会員4名(平川、中西、和田隆、橋本)が参加しました。
○海星高校研究発表会で今回の鳴き砂研究発表が優秀賞に選ばれ、東北大会で発表することになったと担当の斎藤道雄先生からお知らせがありました。なお、第3回目は、11月22日に、「浮沈子」の製作と浮沈の原理解明をテーマに支援講座を行うことになっています。

○いわき鳴き砂を守る会の佐藤会長より、スライドを使って、鳴き砂の概要や鳴き砂が汚れにより鳴かなくなることの説明がありました。(鳴き砂は海岸環境のバロメーターと言われる) 使用したスライドの一部を紹介します。

【2】平4小の「自然エネルギー」に関する支援講座をおこなっています
)
平下平窪の諏訪神社に設置された自然エネルギー施設活用の一環として、平成26年度から、平4小の6年生対象に、「自然エネルギー」に関する支援講座を行っています。今年度も3回の支援講座を行います。今年度は、6年生3クラスの児童82名が参加しました。
◆第1回目:9月13日10:30~12:00、「自然エネルギーの基礎」についての講義と太陽光と風力により動くオモチャを
使って、分かりやすく説明をしました。講師は福島高専電気工学科の山本先生及び橋本慎也先生でした。


左上の写真は山本先生による講義状況で、右上は児童からの質問時のものです。
質問が多くあり、講義を行った先生方から、丁寧な説明を行いました。
◆第2回目:11月1日10:30~15:00 体験的講座:今回は、参加児童が多いため、3組に分かれて行います。
①諏訪神社の施設を活用した体験活動と学校内での体験活動を行います。
②1組を4グループに分け「風力、太陽光、水力、発電機」に関する基礎実験活動を体験します。
③様々な自然エネルギー体験活動(ソーラークッカー、足漕ぎ発電他)を行います。
最後に「まとめ」として、「なぜ今、再生可能エネルギーが必要とされるのか」及び「なぜ、省エネが必要なのか」を地球温暖化防止との関連で説明する予定です。
◆第3回目:11月10日10:30~12:00(予定)、グループ活動による製作及び実験活動、「動力水車の作製と実験」を行う予定です。
水車の羽根数を4枚、6枚、8枚、12枚の4種類製作し、落下させる水の位置を3段階に分けて、水車が発生するエネルギーの量(引っ張る荷車の距離)を計測します。
計測結果をグラフにまとめ、実験した児童から発表してもらう計画です。

【3】第2回理事会を開催しました 今年度2回目となる理事会を、10月13日(木)、高専専攻科棟にて、理事7名中6名出席の下で開催しました。
今年度の事業内容及び年度内事業予定について報告の後、次年度事業の進め方について意見交換をしました。
従来の事業内容については、基本的に実施する方向で進めること。
また、パルシステム連合会の「2016年度地域づくり基金」への助成申請をすることとなり、決定を受けて、助成申請をしたところです。

【4】その他
1) 自然エネルギーに関する先進地視察見学(別稿「自然エネルギー研究会」報告参照) 
2)「再生可能エネルギー」に関する講座への参加
〇「住まいづくり講座」(9/17、いわき市学習プラザ)に参加。新しい住宅づくり(エネルギーの自給自足を目指す「ZEH」(=Zero Energy House)構想等、興味深い内容の講座でした。
〇「“農山漁村を豊かにする再生可能エネルギーのちから“シンポジウム」に参加9/27、福島コラッセで開催されました。いくつか興味深い内容の提案・報告がありました。特に、農地を有効に活用しようとする「ソーラーシェアリング」 (太陽光発電と農作物育成の両立を目指す試み)の報告等、5団体から発表がありました。
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(2回目講座)

平4小自然エネルギー講座(2回目)


 11月1日10:30~15:00 平4小の自然エネルギー講座は「体験的講座」を行いました。
今回は、参加児童が多いため、3組に分かれ、下記のように行いました。
 ①諏訪神社の施設を活用した体験活動と学校内での体験活動を行いました。
  どちらにも、福島高専の先生方と学生達が手作りした道具などを使い、子供達にも分かりやすく説明してくれました
  また、ボランティアの皆さんも自分たちで作った設備などを持ち込み、子供達が体験しながら、自然エネルギーを学  ぶことができました。
 ②1組を4グループに分け「風力、太陽光、水力、発電機」に関する基礎実験活動を体験しました。
 ③様々な自然エネルギー体験活動(ソーラークッカー、足漕ぎ発電他)も行いました。
最後に「まとめ」として、「なぜ今、再生可能エネルギーが必要とされるのか」及び「なぜ、省エネが必要なのか」を地球温暖化防止との関連をスライドを使い説明しました。
下記の写真は、講座の状況です。

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【報告】「いわき自然エネルギー研究会」の動き(第12報) (F120A1)
【1】パルシステム本部の視察(湯の岳山荘)
平成28年12月4日に、パルシステム本部の理事長を始めとする関東地域の理事など29名が、自然エネルギー施設を見学するため、湯の岳山荘へ来場しました。
当会からは、橋本、松崎、蛭田、平川の4人が説明にあたりました。10時45分に一行を乗せたバスが到着しました。直径1mの小型水車、風力発電および太陽光発電がある池の周りに集まり、スタッフ4人が自己紹介をしました。
次いで歓迎の挨拶とパルシステムから補助金250万円をいただいたことへの感謝をした後で、施設の概要を自然エネルギー発電配置図に基づいて説明しました。
次に直径3mある大型水車の前に集まっていただき、蛭田さんより退職してから始めた水車製作時の苦労話も含め水車の今後の活用計画等の紹介をしました。少ない水量で回る水車に感激した様子でした。また、予め設定しておいたソーラークッカーで料理した目玉焼きを試食していただき好評を得ました。
湯の岳山荘では、施設利用者も多く、自然エネルギー施設は、今後とも充実したいと考えており、今回、視察していただき、感想を戴いたことは、私たちにとっても励みになりました。
下記左の写真は、湯の岳山荘前にある小型水車、風車前での説明での説明状況、右の写真は、大型水車前での見学状況です。




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◇NPO法人いわき環境研究室からの報告◇ (11月~12月) 
(F120B1)
【1】平4小環境学習支援(第3回目)
11月10日10:30~12:00 6年生が82名で3組あったので、1組を4班に分けて12班ができて、班ごとに羽根の数4枚、6枚、8枚のプラバン製の動力水車を製作しました。
作業時間は30分間であったのでかなり忙しく作業でした。その後体育館前に移動して製作した動力水車を使って、上から水を流し、台車の移動する距離を測定する実験を行いました。
水車に当てる水の方向によって、移動距離が異なり、必ずしも予期した結果を得ることができませんでした。
外が寒い中で、みんな頑張って実験に取り組んでいました。実験後各組の代表が結果を報告しました。各班で測定したデータを平均すると概ね期待したものになっていました。みんな考えて行動していることがよくわかりました。



  ◇水車の製作から、実験、実験データーのまとめとその結果の発表などの写真集を掲載します◇
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【2】こどもアイネット11月12日(土)  
(F120B2) 
12時15分から15時にかけてアリオスでこどもアイネットフェアが開催されました。本会から中西、和田隆、江尻、平川が参加しました。開始当初から人が切れることがないほど集まって、用意した18台の風に向かう風車全部なくなりました。
浮沈子も40個近く子どもたちと一緒に製作しました。参加者数は175名で、昨年を上回る盛況でした。 右上の写真は、支援者の集合写真、下の写真は当研究室の対応状況です。


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【3】いわき海星高校の環境学習支援(3回目)
(F120B3)
終日風がなく、晴れていた11月29日に、環境教育支援・浮沈子実習のために、いわき海星高へ出掛けました。
正午前に化学実験室に入り準備しました。今回は橋本、中西、和田隆、平川の4人が講師として出席しました。
12時20分に授業が始まりました。まず簡単な挨拶から始まり、授業の内容やスケジュールについて説明しました。
受講者は海洋科2年生で11名でした。 4班に別れて班ごとに実験をして、起きた結果の理由について議論をしてもらいました。
まず全員で浮沈子を製作しました。 手で軽く押すだけで浮沈子が沈み、離すと沈む理由について議論して、班代表者に発表してもらいました。全員要領を得た説明して、正解でした。 
5分の休憩後に、石の比重を求める実験をしました。アルキメデスの原理を使えば簡単な筈であったが、ヒントを出すまで、どういう実験をしたらよいかの方法が判らなかったようでした。
水でなく食塩水を使った場合はどれだけ軽くなるかの実験もしました。
最後に大きな石を船で運ぶためにどうするかについての実験をしました。 船にそのまま載せれば、船は沈むが、 浮力使って石を船の下にぶら下げれば運べると判る生徒はいませんでしたが、 何度目かのヒントを出して、正解を得ることができました。その後に、中西先生より実験のまとめについてプレゼンテーションを使って行ないました。
生徒全員最後まで、熱心に授業を受けていたのが印象的でした。



◇熱心に実験を行う生徒達と支援者の状況です

開会の挨拶
講座内容の説明
浮沈子の原理を考えたので説明します この石の比重は?
幾つも方法あります

【4】「ふくしま環境活動支援NW会議情報交流会」に参加

平成28年12月2日(金)13:15から福島県環境創造センター(三春町)において、標題の会議が持たれました。
当会議は、県内の民間団体、事業者、行政等の様々な主体が幅広く連携・協働して行う環境保全活動を支援し環境保全活動の、より一層の効率的・効果的な推進をはかるために平成21年に発足したもので、当会も会員になっております。
震災後、特に活動していなかったため、新たに規約等を改正し、再発足の会議となりました。各団体の活動状況の紹介・意見交換の他、アルパイン技研から環境活動の事例紹介がありました。
今後は、環境保全活動をより活発化させていくことを確認し、会議を終わりました。(文責:橋本

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