2018年10~12月のいわき環境研究室の活動紹介 

 
2018年10月~12月のいわき環境研究室の活動リスト
 いわき自然エネルギー研究会関係 
2018年月10月26日   飯田哲也氏の「自然エネルギーの今・未来」学習講演会を開催8G1
2018年11月6日   いわき海星高校環境教育支援(5回目、鳴き砂分析、自然エネルギー講座) 8G2
2018年11月13日   いわき海星高校環境教育支援(6回目、自然エネルギー講座)8G3
2018年11月18日   田人ほっこり祭に参加(大型&小型遡り水車展示)8G4
2018年11月5日   平4小で第2回目自然エネルギー学習支援を実施 8G5
2018年11月12日   平4小で第3回目自然エネルギー学習支援実施(遡り水車製作) 8G6
2018年12月15日   第7回こども♡あいネットフェアに出展 8G7
NPO法人いわき環境研究室関係 
2018年10月1日 平4小6年生対象に自然エネルギー支援講座を開催 8H1
 2018年10月2日 いわき海星高校環境教育支援(3回目 水質浄化実験)を実施 8H2 
2018年10月16日  いわき海星高校環境教育支援(4回目 鳴き砂&空間線量調査)を実施 8H3
 8H4
 


平4小6年生を対象に自然エネルギー支援講座を開催 (8H1)

10月1日、平4小6年生3クラス、72名を対象に自然エネルギー支援講座を開催しました。 福島高専山本敏和先生より、「エネルギーの今と未来」の講義を行いました。 概要はエネルギー問題のお話、自然エネルギーのお話でした。その中で、エネルギーは仕事をする力、身近なエネルギーである電気は化石燃料や原子力で作ってきたが資源に限りがある。一方、自然エネルギーは無尽蔵にあり、地球温暖化の原因となる炭酸ガスの排出が少ないなどを学びました。 その後、自然エネルギーに関する機器やおもちゃ(太陽電池、風力発電、水力発電、電磁誘導と手回し発電、ペルチェ素子による発電)による体験をしました。子ども達は自ら体験できる教材に夢中で取り組んでいました。次回は11月5日に、学校近くの諏訪神社での小型自然エネルギー発電設備による見学と体験及校内での自然エネルギーに係る基礎実験を予定しています。


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いわき海星高校環境教育支援(3回目 水質浄化実験)を実施
(8H2)

 10月2日、いわき海星高校での環境教育支援(3回目)として、水質浄化実験を行いました。 当日は、橋本理事長以下4名の本会員が支援にあたり、生徒は13名に先生方が数名参加しました。  初めに、橋本理事長より当日の実験内容及び理論概要の説明の後、実験に入りました。
 生物処理として、タニシを使った汚水(米のとぎ汁、水槽の青コケ)の浄化実験と活性汚泥による汚水の浄化実験。 物理・化学処理として、砂ろ過および木炭での吸着装置を生徒自身が製作し、それを用いての浄化実験を行いました。
 タニシの浄化では生徒たちは、その力の凄さに歓声を上げていました。ろ過実験では、不本意な結果が出た箇所もありましたが、それなりにろ過・吸着を理解してくれたと思います。活性汚泥処理は、短時間の処理でしたが、CODが半分くらいに落ち、微生物の働きを認識してもらいました。  
 最後、海岸に出て次回の「鳴き砂調査」及び「放射能測定」のサンプルを採取して、次回学習に備えての前準備を行いました。



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いわき海星高校環境教育支援(4回目 鳴き砂&空間線量調査)を実施 (8H3)

10月16日、いわき海星高校で鳴き砂環境教育の支援を行いました。この日は晴れて、暑くも寒くもない絶好の野外活動日和でした。いわき鳴き砂を守る会から佐藤理事長以下3名、本会から橋本理事長以下4名が参加しました。  12時20分より生物化学室で座学が始まり、佐藤理事長より鳴き砂の基礎知識について25分間講演がありました。鳴き砂には石英が65%以上含まれていること、細砂、中砂など大きさ範囲に限られていることなどをパワーポイントで説明し、海洋科2年の生徒13名が熱心に聞いていました。  座学の後で、神白海岸へ移動して野外調査を行いました。生徒は7班に分かれて、各班にはスタッフ1名が付きました。南北方向に20m間隔で21定線を設定し、1班3定線ずつ鳴き砂調査と放射線量測定を行いました。海岸方向へは10m間隔で測定したので、かなりの調査データが集まりました。 防波堤付近には、今を盛りに鈴なりの白い花を咲かせているユッカに目を奪われました。  生物化学室に戻って、測定した結果について、鳴き砂調査では佐藤理事長から、放射線量調査では中西先生から報告しました。平成28、29年度の調査結果と対比して示しました。鳴き砂、放射線量ともにこの3か年よく似た分布でした。調査結果を下記に掲示します。


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飯田哲也氏の「自然エネルギーの今・未来」学習講演会を開催 (8G1)

10月26日(金)17:30~19:00、パルシステム福島「みんなの交流館」において、ISEP環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏をお招きして「自然エネルギーの今・未来」と題した学習講演会を開催しました。
講演会は、当会と再生可能エネルギーを中心とした電力の供給事業を進める生活協同組合パルシステム福島との共催で行われ、当会、いわき地域環境科学会、パルシステム関係者など40名ほどが聴講しました。
飯田氏は、再生可能エネルギー分野において国内のみならず世界的に活躍中の方です。「自然エネルギーの今・未来」と題した講演では、世界では国内で感じているよりはるかにエネルギー革命が進んでいること、大規模発電から地域発電に変える事で地域経済も活性化することなどを話されました。 講演に先立ち、飯田氏には当会の自然エネルギー学習施設の一つである、湯ノ岳山荘の施設の見学もしていただき、今後の方向性などに対してご助言をいただきました。

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いわき海星高校環境教育支援(5回目 鳴き砂分析、自然エネルギー講座)を実施 (8G2)

11月6日に今年度5回目の環境教育支援を実施しました。  今回は、前半に鳴き砂の分析をして、後半に自然エネルギー学習の座学と体験学習を実施しました。  まず海洋学科2年生を2班に分けて、10月16日に神白海岸で採取した鳴き砂を班ごとに分析しました。鳴き砂と鳴かない砂を500㏄ペットボトルに100gずつ入れました。その中に300㏄の浄化水を入れて、よく振った後で上澄み液を抽出して、水質分析をしました。その結果をダイアグラムに示しましたが、COD,透視度、粒度組成、導電率ともに鳴き砂と鳴かない砂との差が明らかに出ました。比較することによって、鳴き砂をよく知ることができました。  後半は中西先生が自然エネルギー基礎知識について講演しました。地球温暖化問題、原発事故などにより、今後自然エネルギーの重要性が増すことを説明しました。その後で太陽光、風力、水力発電の教材を用いて体験学習を行いました。

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いわき海星高校環境教育支援(6回目 自然エネルギー講座)を実施 (8G3)

11月13日、6回目で今年度最後のいわき海星高校環境教育支援を行いました。  12時20分に授業が始まり、中西先生よりパワーポイントで「水車実験でエネルギーを学ぶ」により、エネルギーの説明がありました。 次に生徒を2班に分けて、班ごとに羽根の枚数6枚と8枚2台の水車を製作しました。最初からプラ板から作るのでは時間が足りないので、部品を環境研究室で作り、各部品の組み立てを生徒に任せました。水車の中心に心棒を入れて、完成しました。  製作した水車を用いて、2Lの水でどれだけの距離を移動できるかを実験しました。全員熱心に取り組んでいましたが、羽根に受け皿を付けて効率を高めたため移動距離が飛躍的に伸びました。平板羽根と枡形羽根で特性の違いがあり、それが混合されたため、実験が予想した結果とは異なりました。最後に和田隆さんから神白川の詳細な水質調査結果が報告されました。生徒の皆さんは熱心に聞いていました。


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田人ほっこり祭に参加(大型&小型遡り水車展示) (8G4)

11月18日、田人ほっこり祭に参加しました。 15日に現地で大型水車の製作、調整をしておいた事もあり、当日の開会式の9時前には準備は完了しました。側溝と大型水車があるイチゴ栽培ハウスがメイン会場から少し離れているため、お客さんがなかなか集まりませんでした。ようやく1歳半の子供と連れのお祖母ちゃんが来てくれて、暫く遊んでいたので、安心しました。その後お昼にかけて、呼び込みが功を奏して、続々と集まり、最終的に集まったお客さんは約200名に達しました。  30cm幅の側溝を遡る大型水車を見て多くの人が驚いていました。当研究室でも初めての試みであり、田人のようにきれいな水が流れている場所でないと使えない教材であることを強調しました。雨樋を使った小型遡り水車は、子供たちに人気があり、自分でスタート位置において、遡る水車を見上げて楽しんでいました。子どもばかりでなく、大人も不思議そうな顔をして、動かして楽しんでいました。また来年も増強した内容で参加する計画です。

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平4小での第2回目自然エネルギー学習支援を実施 (8G5)

11月5日、平第4小学校での第2回目自然エネルギー学習支援を実施しました。 今回は、「自然界にある空気・水の力を体験的に学ぼう」を主なテーとし、諏訪神社境内と学内の2箇所での学習でした。6年生72名(3クラス)の児童全員が全てのコーナーを体験できるよう配慮したこともあり、13名の支援体制で臨みました。 ◆諏訪神社境内での学習(①学習用自然エネルギー設備(水車・風力・太陽光発電設備)の説明、②足漕ぎ自転車による発電・各種自然エネルギーグッズ)の体験、③火おこし体験)。 ◆学内での学習(①吸盤フック体験(右写真、吸盤フックにぶら下がる児童と板を持ち上げる児童達)、②サイフォンに係る体験、③浮沈子の製作と体験)  児童からは、様々な角度から空気・水の力を体験できたこと。また火おこし体験等は、強く印象に残ったようでした。


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平4小での第2回目自然エネルギー学習支援を実施 (8G6)

11月12日、平4小での第3回目の自然エネルギー学習支援を実施しました。 今回は、傾斜を付けた雨樋を流れる水流を遡る水車(=「遡り水車」)の製作に挑戦してもらいました。 グループ毎に羽の数や軸の太さなど様々な組み合わせで、水車の製作に取り組んでいました。何回か試走させ、工夫を凝らしている姿が印象的でした。
クラス毎、水車の軸と羽根数毎に、遡る時間を競い合いました。中には、主催者の方で想定していなかったような羽根の形を工夫をし、良いタイムを出したチームもあり、子供たちの豊かな発想力に頼もしさを感じました。各軸及び羽根の優勝チーム代表者から 壇上に登場し、工夫したことなどを話してもらいました。

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第7回こども♡あいネットフェアに出展(アリオスで開催) (8G7)

12月15日、いわき芸術文化交流館アリオス2階ホールで、子育て支援を目的に第7回こども♡あいネットフェアが開催されました。出展した団体は、子育てポピークラブ以下21団体で、スタッフ数は67名と大規模なフェアでした。いわき環境研究室からは橋本、中西、和田隆、和田佳代子、栁田、平川の6名が参加しました。 12時15分に草野会長のあいさつでオープニングが始まりました。次いでいわき市こどもみらい部長が市長代理であいさつしました。
開場すると同時に子ども連れのお客さんがたくさん入場し、環境研究室のブーツにも多く集まりました。今回は浮沈子と針金アメンボを目玉商品としました。他には風に向かって進む風車、遡り水車、風船推進車を展示し、体験してもらいました。会場では水が使えなかったので遡り水車ではなく風車になったのが残念です。58個の浮沈子を子ども達に配布することができました。会場全体の入場者数は昨年より少し少ない160名でしたが、来場した子どもの殆どに渡すことができました。浮沈子が上がったり、沈んだりする実演を見て「すごい。どうして?」と驚いてくれる子供をみて勇気付けられました。やはり環境研究室は感動を与える団体でいたいと再認識した次第です。


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