2021年のいわき環境研究室の活動紹介 

 
2021年1月~7月のいわき環境研究室の活動リスト
 いわき自然エネルギー研究会関係 
2021年  * 0A1
 * 0A2
NPO法人いわき環境研究室関係 
 2021年3月10日 水環境学習支援事業報告書が完成(印刷中)  0B1
2021年4月4日 河川財団より今年度も助成事業決定通知書が郵送されてきました 0B2
2021年5月21日 「福島イノベーション・コースト構想」出前授業実施  0B3
2021年6月12日
令和3年度通常総会及び第2回理事会開催 0B4
2021年7月12日  泉小5年生対象のせせらぎスクール開催 0B5
2021年7月12日  いわき信用組合表敬訪問 0B6
2021年7月31日  下小川地区農地・水環境保全事業実施(水生生物による水環境調査) 0B7
2021年9月20日  小学校・高校環境教育支援活動の近況報告 0B8

環境学習支援事業報告書が完成
(0B1)

いわき市の令和2年度環境まちづくり担い手育成支援事業」の助成を受けて実施していた「いわき市内の児童・生徒対象の環境学習支援のための教材開発と実践的取り組み」報告書が完成しました。
今年度は「自然には二面性がある 恩恵と災害を考える」をテーマに実施した活動内容を纏めたものです。
A4版91ページの報告書になりました。(現在、印刷依頼中です。)
報告書には、各講座での実施状況の説明と使用した資料、教材なども記載しています。その他に、各講座でのアンケート結果とその解析及び本活動支援者からの意見なども記載しています
報告書には、報告書と講座で使用したスライド資料も収納したDVD/CDを添付します。
いわき市への提出後、市より、関係先への報告書配布の承認があり次第、関係先に配布する予定です・
報告書の表紙、目次、学習支援校の位置図、DVDラベルは下記の通りです。
DVDに収納した資料は報告書の他、下記の資料です。(各資料のタイトルを図示しました)

[トップへ戻る] 

河川財団より今年度も助成事業決定通知書が郵送されてきました  (0B2)

今年度も河川財団より、下記の活動を目的に助成が認められ、現在、実績(完了)報告書を鋭意作成しています。そんな中、4月4日に次年度も継続して助成を頂けるとの通知がありました。
[前年度の助成申請目的と実施計画]
近年の地球温暖化による豪雨災害は今後更なる増加が懸念されます。次代を担う子供たちを対象に、従来実施してきた親水活動(水生生物、水質及び景観調査、水遊び)だけなく、激変する水環境(洪水など)を正しく考え・対応できるようにさせたい。河川の洪水発生メカニズムとそれを緩和できる方法などが体験できる模型を製作し、子ども達が理解しやすい説明書も作成します。それらを使った実践を小学校などで実施します。
[今年度の申請目的と実施予測]
基本的には、前年度の活動を振り返り、教材や説明書をより充実させる。前年度はコロナ禍により学校以外での全活動は中止が余儀なくされました。今年度も収束の状況が不透明ですが、後期には実施できることを祈願しています。
 
  [トップへ戻る]

「福島イノベーション・コースト構想」出前授業実施  (0B3)

 5月21日(金)、福島イノベーション・コースト構想推進機構からの依頼により、勿来工業高校電子科3年生(39名)に、再生可能エネルギーの活用目的と発電に関する体験授業を実施しました。
 内容は講義「再生可能エネルギーの活用目的」及び実習として、ペルチェ素子による発電、水力発電(落下式、流路式)、吸盤フックを行いました。本研究室から計7名のメンバーが支援しました。12:30~14:00の90分のため、若干慌ただしいものでしたが、無事終了できました。実施後のアンケート調査では、実習テーマに対する関心度では大凡半数がペルチェ素子による発電で、約1/4ずつが水力発電と吸盤フックでした。
 コロナ禍の下での授業のため、体温測定、消毒、マスク着用などの対策を講じながらの授業した。早く収束することを願いながらの出前授業でした。

  令和3年度通常総会及び第2回理事会開催  (0B4)

   令和3年6月12日(土)13時半より、湯の岳山荘研修室において、令和3年度通常総会が開催されました。出席者は10名でした。
  平川英人理事の進行で開会し、橋本孝一理事長の挨拶後、和田佳代子理事が議長を務め、議事が進行しました。
 令和2年度事業ならびに会計決算報告・監査報告があり承認された後、令和3年度事業案、予算案および役員改選が行われ、下記の会員が理事・監事に選出されました。 (理事5名)原田正光、松崎和敬、中西恒雄、平川英人、和田佳代子、(監事2名)和田隆、江尻勝紀 議題のその他で、新規会員の加入を促進するよう意見が出ました。
 総会に引き続き、改選された新理事により第2回理事会が行われ、理事互選により新理事長に原田正光さんが選出され、副理事長には中西恒雄さんが選出されました。また、これまでなかった事務局長を新設し、平川英人さんが理事と兼務で選出されました。
 原田新理事長より、これまで理事長として貢献していただいた橋本孝一さんを顧問として委嘱することになりました。
今後、理事交代に係る必要な諸手続を実施する予定です。HPも修正してゆきます。 
[トップへ戻る]


泉小5年生対象のせせらぎスクール開催  (0B5)

 7月6日(火)に、泉小5年生(160名)対象の「せせらぎスクール」が、学校近くの釜戸川を中心に実施されました。参加児童数が多いため、前半9班(95名)・後半8班(65名)に分かれて調査しました。当会会員7名の他、夏井川流域の会のメンバー6名にも協力していただき、調査の指導と安全性確保に務めました。調査内容としては、釜戸川下流小島橋下流の水辺に生息している生き物を調べたり、水質調査や川の流れの速さや水深を測ったりしました。 最初に、体育館で全員対象に、釜戸川流域の特徴と当日のスケジュール・調査時の注意点等の話をし、前半95名が、釜戸川での調査に取り組みました。前半の取組みの後、後半の8班も同様な調査に取り組みました。参加した児童の多くは、釜戸川に入るのは初めてのようでしたが、川の水深は、10~30cm程度で、流れも比較的緩やかなこともあり、直ぐに川での調査にも慣れ、生き物調査に夢中になっていました。魚では、ヨシノボリ等のハゼ類が多く、なかでもウナギが7尾も捕れました。また日頃見慣れないメダカが2尾捕るができました。甲殻類では、モクズガニやスジエビが多くいました。水生生物では、トンボのヤゴが目立ちました。児童達は、その都度、歓声を挙げていました。採取した生き物は観察後、釜戸川に戻してやりました。また、班毎に、川の流れの速さや水深を測定したり、水質(COD(パックテスト)、透視度、導電率)を調べ、釜戸川の特徴についての理解を深めました。 今回の講座では、参加児童数が多かったこと、調査内容に見合った時間が確保できなかったこともあり、講座内容や指導体制のあり方等、今後の課題として残りました。 
[トップへ戻る]


いわき信用組合表敬訪問  (0B6)

 7月14日(水)に、小名浜にあるいわき信用組合本部に伺いました。本多宗八専務理事にお会いして、令和元年度から3回目となる寄付10万円をいただいていることへのお礼を申し上げました。また今年度から原田新理事長が就任したことを報告するとともに、いわき地域の環境について情報交換をしました。いわき信用組合は、地域金融機関の立場から、環境活動に対して積極的に支援されています。当会から原田、中西、橋本、平川の4名 が訪問し、昨年度の水環境教育、自然エネルギー学習、水災害対策学習などの事業内容を紹介しました。今後も引き続きご支援いただけるようお願いして参りました。
 
 

[トップへ戻る]


下小川地区農地・水環境保全事業実施(水生生物による水環境調査)  (0B7)
  7月31日にいわき市小川町下小川・関場地区の小学2年生から6年生の児童5名が参加して,同地区を流れる農業用水路と小玉川の水生生物調査,加えて同地区を流れる小川江筋と夏井川上流域の加路川の水質調査を行いました.いわき市内でも新型コロナ感染が拡大する状況下,参加者も例年に比べると少なくはありましたが,児童の保護者も7名参加していただき,感染対策や熱中症対策など児童の安全管理を行いながら,実施しました.当NPOいわき環境研究室からは7名が支援にあたりました. 先ず,地区内を流れる農業用水路で水生生物調査では、多数のドジョウやタモロコ等を含め15種類の水生生物を採取することができました。また,夏井川水系小玉川の親水護岸のある水辺でも11種類の水生生物を採取することができました。採取した生物は,生物種を分類して,児童の皆さんとそれを確認した後に、そっと川に戻していました. その後は下小川集会所に戻り、水生生物調査を行った地点を含め4箇所(①農業用水路,②小玉川,③小川江筋,④加路川の水の分析に取り組みました.分析は4項目(COD,透視度,導電率,におい)について調べ,結果をレーダーチャートに表し比較検討しました.結果は,農業用水路と小川江筋,小玉川と加路川がそれぞれ類似のパターンを示し,においと透視度で農業用排水よりも河川水のほうがきれいな水質になっていることが確認できました.また,生物調査の結果と比べても,農業用水路よりも小玉川の方がきれいな水質に住む生物種が多いことが確認できました.しかし,採取することができた生物種の数では,水質のきれいな小玉川よりも農業用水路のほうが多くの生物種を採取することができました.参加した児童も熱い中,頑張って生物調査や水質分析に励みながら,学校の教室とは違う野外の活動を楽しんでいたように感じました. 最後に,熱い中,児童の安全管理にご協力いただいた下小川地区子供会の保護者の皆様に謝意を表します.
 
[トップへ戻る]

小学校・高校環境教育支援活動の近況報告  (0B8)

  今年度の小学校・高校への環境教育支援はコロナ禍により、縮小していますが、学校側の希望もあり出来るだけ進めています。 好間四小に対する水環境教育支援活動は天候不順により、3回中、2回が中止となりました。
 7月7日は学校近くの好間側で水環境調査を予定していましたが、天候不順にて、中止しました。 翌日の8日、チャーターバス2台に分乗し、源流から河口までの観察を実施しました。第一目的地は好間川水源地の「雨降山」(標高771m)を30分ほど登り、森林の様子や流れの様子を観察、渓流の生き物調査を行いました。その後好間川沿いに南下し、好間川が本川の夏井川に合流する様子を夏井川平橋の上から観察しました。さらにバスは河口を目指し、夏井川河口左岸公園に到着、堤防の上から河口の様子を観察しました。次に、河口海岸の砂浜に移動し、昼食と渚で遊ぶ予定が、満潮のため砂浜が少なく、残念ながら、右岸河口公園に移動し、昼食を取りました。その後、カニ釣りやボート乗りを楽しみました。 8月7日は、好間川で川遊びを予定していましたが、また天候不順にて中止となりました。 校長先生から、一部内容を変更しても水生生物調査を実施したいとの要請があり、協議した結果、第2回水環境教育・水生生物調査として、10月5日(火)実施する事になりました。 時期が遅くなったため、水温の低い川での長時間滞在することを避け、採集した水生生物をミニ水族館に入れ観察することにしました。(観察後放流)
  好間四小のあとは、平四小と小名浜海星高校での環境教育も予定されています。 いわき地区でのコロナは猛威を振るい心配していましたが、漸く収束してきました。未だ未だ安心できる状態でないため、感染対策を十分に実施し、活動を実施したいと考えています。
 下記の写真は好間四小の源流~河口バスツアーのものです。


[トップへ戻る]

 

inserted by FC2 system